コンサルティング会社のデロイト トーマツ コンサルティングが実施した、『ワークスタイル実態調査』(2015年版)によると、ワークスタイル変革へのニーズを感じている企業の割合は81%にも及び、前回調査時(2013年では75%)より増えて高い値になった、とのことです。

一方で、「ワークスタイル変革を実施した」もしくは「実施中」と回答した企業は34%に留まるとのことで、実際にはワークスタイル変革はあまり進んでいないようです。実施が進まない理由として、「人事・労務に関する懸念」(59%)を挙げる企業の割合が最も高く、人事・労務関連の具体的な懸念要素としては「時間管理が困難」(76%)、「業務管理が困難」(75%)、「評価が困難」(68%)の3つが挙げられています。

ワークスタイル変革の目的として、「費用削減」を挙げた企業が前回調査時は50%を占めていましたが、今回の調査では32%に留まっています。これに対して、最も多い回答は「多様な人材の維持・獲得」(84%)となり、前回と比較し7ポイントアップしています。また、「イノベーションの創出(新商品開発等)」(54%)、「コミュニケーションの活性化」(54%)を目的として挙げる割合が相対的に高まっています。

少子化が進み、生産年齢人口が減っている今日において、人材の維持・獲得にはワークスタイル変革が必要になりつつある、ということが見て取れる調査結果ではないでしょうか。