先日開催された中央最低賃金審議会で、平成28年度の地域別最低賃金の改定額の「目安」が明らかになりました。それによると、全国平均で24円(※)(昨年度は18円)の引き上げ額となり、目安額どおりに最低賃金が決定されれば、引き上げ額は平成14年度以降で最高額となります。

引き上げ額の目安は各都道府県によって4つのランクに区分され、各区分ごとに異なります。

Aランク 25円 大阪府など
Bランク 24円 京都府、兵庫県、滋賀県、三重県など
Cランク 22円 奈良県、和歌山県など
Dランク 21円 徳島県など

 

中央最低賃金審議会で出された「目安」は地方最低賃金審議会(各都道府県労働局に設置)に提示され、各地方最低賃金審議会での審議を経て各都道府県労働局長が改定額を決定する流れとなります。

厚労省発表資料(H28.7.27)

目安制度の説明資料

審議の流れ説明資料

 

(※)8月23日追記

地方最低賃金審議会の答申が出揃い、全国平均で25円の引き上げ額になる、との発表がありました。

厚労省発表資料(H28.8.23)